概要説明
- 従来の一般的な開発プロセスとは異なる、新たな「試作システム提供型の開発プロセス」を用いることで、コスト抑制と納期短縮を実現しました。
- 試作システムで「動くアプリ」を実際に触りながらお互いに要件を整理できる為、「思ってたものと違う」を最小限に抑えた納品が提供可能になったお客様事例の開発背景です。
システム開発におけるよくある問題
システム開発のプロセスは、
「 要件定義→設計→開発→テスト→リリース 」 と進めるのが一般的です。
それぞれのプロセスにおいて、クライアント様目線では以下のような問題が発生しがちです。
- 要件定義:設計図は文書・静止画形式の為、認識齟齬や抜け漏れが発生しやすい
- →イメージわかないけど、「大体大丈夫でしょ、OK」と確り向き合えるケースは極稀
- 設計:記載内容が正しいか、経験や知見がなければ判断が困難
- →開発側もコードが書けるだけ、など能力が高い業者も多くないのが実情
- 開発:この時点で初めて成果物を確認することができますが、開発後に「思ったものと違った」、「追加機能が必要」といったトラブルが発生
- →想定していなかった追加コスト(費用と時間)がかかってしまう「炎上」と呼ばれる事態に
解消への打ち手「プロトタイプ開発」、だがその弊害も…
そこで、「プロトタイプ開発」と呼ばれる、
本格的な開発に入る前に試作品(プロトタイプ)を作り「実際に操作をした上」での意見を反映する手法が採られるケースがあります。
この手法により、「動く試作アプリ」を実際に触りながら要件を整理できる為、「思ってたものと違う」を抑えることが可能です。一方で、以下のようなのようなデメリットもあります。
- コストと時間の増加:本来の開発スケジュールや予算に影響を与えることが多い
- 最終製品との乖離:実際の開発フェーズにおいて技術的な問題が発生し、試作段階とは異なる制約や性能での納品
PFSが提案する「新しい開発スタイル」
そこで弊社では、最新の試作システム”AppSheet”を用いることで、従来のプロトタイプ開発のメリットを有し、かつ以下の利点を持つ開発スタイルを提供しています。
- 速さ:試作品は最短2週間で開発可能で、従来型の10倍のスピードで「実際に動くもの」を提供可能
- コスト:実務でそのまま利用することでAppSheetシステムの開発費のみで済む場合もある
実際に納品したシステム
SFA(営業支援システム)、勤怠管理システム、シフト管理システム など
クライアント様からの声
- 介護業 プロジェクト責任者様
「想像以上に速く試作システムを触ることができました。また、要望の反映も速く、2週間ごとに定例会を行っていましたが、その都度、要望したことが反映されており驚きました。そのお陰で社内へのフィードバックも速くでき、機能の深みを増すための議論もはかどり、結果的に本開発前に必要な機能を十分洗い出せたので、お願いして良かったと思っています。」
- 専門商社 プロジェクト責任者様
「思った以上に試作システムでできることが多く、本開発の中止も検討したくらいです。デザインもシンプルで操作性も高く、要望もほとんど機能として実装いただけました。お陰様で本開発前に社内メンバー全員が機能に関して視覚的にもイメージできたため、本開発からリリースまで社内トラブルもなくスムーズに進めることができました。」
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以上のような新しい試作システム提供型の開発プロセスでクライアント様のDXを設計フェーズからご支援しています。ご興味をお持ちの際は、お気軽にお問い合わせくださいませ。