当社開発協力のドローン航路制御システムが経済ニュースの「WBS」で紹介されました!

2025年3月27日、世界で初めてとなる「ドローン航路」が、浜松市および秩父エリアにおいて正式に開通しました。
この革新的な取り組みは、経済産業省が中心となり政府が一体となって推進する「デジタルライフライン全国総合整備計画」の一環として、今後約10年にわたって進められる国家規模の産官学連携プロジェクトです。

本プロジェクトでは、グリッドスカイウェイ有限責任事業組合、トラジェクトリー、東京大学、フジヤマ、NEC、KDDIスマートドローン、Intent Exchange、SSILの8者が連携し、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「産業DXのためのデジタルインフラ整備事業」の一環として実現されました。

当社はこの中で、株式会社トラジェクトリーが提供するシステムと航路システムを接続しドローンの位置情報等を送受する機能や、飛行中のドローン経路をリアルタイムに表示するビューアーなどの運航管理システムに関する開発に携わり、ドローン航路の運用を実現する技術の開発に貢献いたしました。


📺メディア掲載情報

この度の開通を受けて、2025年3月27日放送のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト(WBS)」にて、当社が開発に関わった制御システムが取り上げられました。
番組内では、ドローンが実際に飛行する様子や、上空に設けられた仮想航路を飛行する様子、ドローンポートの機能、地図上でのルート可視化、さらには航路の運営ルールや商用活用についても詳しく紹介されました。


🚀ドローン航路とは?

「ドローン航路」とは、ドローンが安全、効率的に飛行するために、地上・上空リスクなどの制約要因に基づいて仮想的に設けられた、上空の立体的な飛行空間です。
これまで、ドローンを飛行させるには地域ごとに複雑な調整や安全評価が必要でしたが、本航路によりその運航環境が標準化・共有化され、事業者の時間とコストが大幅に削減されます。

ドローン航路実装のイメージ(「ドローン航路ConOps(運用概念)案」から抜粋、注1)

ドローン航路活用のイメージ(「ドローン航路ConOps(運用概念)案」から抜粋、注1)

🌐整備された地域と概要

  • 浜松市:河川上空 約180km
  • 秩父市:送電設備上空 約150km

それぞれの区間ではすでに物流用途やインフラ点検など一部商用活用も開始されており、今後全国的に展開されていく計画です。


🧩本事業における戦略的意義

ドローンビジネスのような新興分野では、すべてを自社で抱え込むことで社会実装が進まないという課題がありました。
「デジタルライフライン全国総合整備計画」では、産官学が一体となって協調領域と競争領域を分け、業界全体で経済性と安全性のバランスをとる新しいアプローチを採用しています。


🤝 当社の想いとこれから

この度、当社が関わった技術が国家的な社会インフラ整備に貢献できたことを、スタッフ一同たいへん誇りに思っております。
また、信頼あるメディア「WBS」でのご紹介を通じて、多くの皆さまに知っていただけたことに心より感謝申し上げます。


🔭 これからも、私たちは「技術の力」で社会に貢献し続けます。

持続可能な未来のために、安全・安心で効率的なインフラの実現を目指し、
今後も一歩ずつ、現場と社会に根差した技術開発を進めてまいります。

(注1)ドローン航路ConOps(運用概念)案

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